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ビジネスとアマチュアの違い~後編~

ビジネスとアマチュアの違い~前編~の続きです。



ビジネス全般のベースの考え方とか、
行動そのものが違っていました。



ビジネスの人は、ニコニコしていてゆる~く、
優しい人柄を醸し出していても、本気なのです。




何が本気なのかというと、
価格に合うクオリティを提供することについて、
本気なのです。


それが、ビジネスをしている人の本質でした。


「高くてもいいから欲しい!」


そう、思わせるのが、ビジネスです。



大手の有名化粧品のメーカーが、
なぜ高いのに売れるか?というと、
「高いものだから、いいはず。」といいうような、
ステータスもあるのかもしれませんが、
そこにあるのは、クオリティに対する信用性です。



提供しているクオリティ、質に自信を持っているのです。

そして、必ず利益を追求しています。



原価6円の口紅が、3000円で売れる理由は、そこにあるんですよね。






アマチュアは、そうじゃない。

少なくとも私は徹底的に、追求などしていない。

提供していることにクオリティの意識はなく、
いいものを扱っている自信はあるものの、

提供しているかというと、そういう自信もなかったんです。



だから、他の労働の仕事で給料をもらって、
生活費に充てていたのでした。




そう、アロマやセラピーでは稼いでいませんでした。




そんな私に転機が訪れました。



転機が訪れたのは、ここ数日の間の出来事のなかで、
出会う出来事すべてが学びと気付きの連続でした。




ある日、イベントで余った材料を使って、
新たにリップクリームを作りました。


いつものごとく、イベント価格の500円という価格でいいので、
喜んでもらえたら嬉しいと思いました。


そこで、どこかに委託しようと考えたのです。



1.ママ友のパソコン教室


2.さつき台の雑貨店 l'heure du gouter (ルール・ドゥ・グーテ)さん

3.窯のひろば


4.知り合いの福祉イベント


5.知り合いのイベント



あたりに目星をつけ、オファーしようとしたとき、

5.知り合いのイベントに委託販売できることになりました。

そこで急いでラッピングして、ポップも書いて、依頼。

依頼者には、もちろんたくさん御礼しました。


価格はイベント価格です。

その結果、、、。1個も売れなかったのです。


次に、パソコン教室のママ友に連絡。

そしたら、「高くてもいいから、スティックタイプのリップクリームがいい。」とのこと。

で、材料費と手間賃のことを相談して、価格を一緒に
考えてもらったときに、私が750円~800円の価格帯で・・・と
相談したところ、「おつりのやりとりとか面倒だから800円でいいよ。」と、
サクっと返事が。


サクっと1本800円になりました。
スプレーも欲しいリクエストを頂きました。
スプレーは1本500円。


ここは、オーダーメイド形式を取ります。
ありがたいです。



次に、窯のひろばに連絡。
そしたら、最近は、店当番も少ないため、
週3日出していたのが、週2日に減ったとのこと。
さらには、人がいない場合、土日のどちらか、になる、と。


私が今まで委託していた商品は、動いていない、とのこと。
なので、引き上げたほうがいい、と、逆に言われてしまい、
委託の話は終了に、、。

今週、荷物を引き取ることになりました。




次に、雑貨店 l'heure du gouter (ルール・ドゥ・グーテ)さんに電話した。

そしたら、「いいんですけど、委託条件がありますので、
メッセしますね。」と、重々しい言葉、、、。


あまりに重々しい雰囲気に圧倒されながら、
なぜ口頭で言わないんだろう、、、、、と、、、、。

電話口で条件を言葉で言わないことにも意味を感じ、
すぐに届いたFacebookメッセに目を通した。


委託作家さん、すべてその条件で扱っています。ということだった。


取引条件を見てから、詳細を聞くために再度電話した。

そしたら、言われたのは、

『私が扱っているのは、市販、ハンドメイドに関係なく、
趣味でしている人ではなく、
仕事としてしている人の製品を扱うと決めています。


委託条件については、価格設定はそちらにお任せしますが、
価格に合うクオリティの質があれば。
ポップやラッピングは、そちらでお願いします。
クオリティが高ければ、高くても売れます。』ということだった。



カルチャーショックを受けた瞬間だった。



瀬戸の田舎にある雑貨店が、なぜ経営を続けることが
できるのか?がやっとわかった。



そして、自分に振り返る時間が始まった。



価格に見合ったクオリティ、、、。



私のアロマは、はっきり言って、クオリティは高い。

クオリティの高さにおいては自信がある。



でも、お店の利益を乗せた価格で、
売れるのか?というと、


今の状態では、今のままでは売れない。
はっきりわかる。


なぜなら、私のアロマクラフトというのは、
中身そのものに価値があり、
クラフトを作る体験自体に価値があるから。




出来上がりを置いてもらう、つまり、一商品として、
置いてあったとしても、そこに価値を感じさせなければ
ならないとしたら、ハードルが高いだろう。



ラッピングとか、包装とか、つまり、
高級化粧品のように、高くても欲しくなる、

『見た目』が重要になってくると思った。

本当にそう、思った。




で、3種類ほどのアロマクラフトを考えた。


・インフルエンザ予防対策用、
マスクやお部屋に香らせる、天然のアロマ香水。

清々しい香りで鼻の通りもス~っとする、
ウイルスを抑える作用のあるオーガニック精油を使用。
お子様にも安心。



・アロマリップクリーム

みつろう、ホホバオイル、オーガニック精油を使用。
リップスティックタイプで使いやすく、
持ち運びに便利。

乾燥しがちな唇を、やさしくケア。




・アロマウイルス対策メディカルオイル。

メディカル濃度のロールオンタイプ。
ホホバオイル、オーガニック精油使用。
未病の段階で、予防的に使えます。

喉がいたいとき、コロコロ塗るタイプのブレンドオイル。



こんな感じかな、、、。




次に、包装、ラッピングをどうするか!?


クオリティを感じていただくためには、
質感のある、包装をしないといけない。



そうしたら、考えても思いつかない。

外注を思案した。
人探し。

そして、愕然とした。
私の提供しているものは、外注を含めると赤字になる、ということを。
利益率が高いから、仕方がないのだけれど、、、。



これが、本気で経営している人(ビジネス)と、
アマチュアの違いなんだ、、、と自覚。



私は、認識が甘すぎたのだ。


周りでビジネス(個人事業)が続いている人というのは、
真剣にビジネスとして考えて行動している。


つまり、継続している。


継続している、ということは、利益が上がっているから。



利益が上がるというのは、経営者として、会社として
当たり前のこと。という言葉が腑に落ちた。



取り組むマインドが、そもそもアマチュアとか趣味とかの
人とは全然違う。



見た目はニコニコ笑っていても、マインドセットは全然違う。
そう、パソコン教室のママ友が、20年も続いているのは、
ビジネス意識、オーナー意識があったから。



私はどちらに行きたいの?

このまま、ここであきらめていいの?




マインドセットを切り替えなければ、
いつまでたっても利益などでないし、
いつまでたっても変わらないし、
いつまでたっても、価値を提供できる自分にならない。


だとしたら、逃げ腰にならずに挑戦したほうがいいんじゃ・・・?

日数が少ない、時間がない。

迷っているヒマはない。

チャレンジの機会。試される機会。


やるかやらないか。



だったら、ダメでもいいから、
やってみようか。



遅くなってしまったけれど、いまさらながら気付いたのだった。




ということで、l'heure du gouter (ルール・ドゥ・グーテ)さんに、
置いていただきます。


ダメでもいいじゃん。
結果が出なくてもいいじゃん。


とにかくいちど、やってみます。






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